2007年06月09日

お荷物 (1)

土曜は大して何も無かったので、金曜の夜の帰り道の話を。

金曜の夜、会社帰りの駅前で、同居人から携帯電話に連絡が入ってきました。あいつが携帯電話でかけてくるなんて珍しいなあ、と思いながら通話。

おれ「ほい、どうした?」
同居「今、どこ?」
おれ「駅前」
同居「帰るとこ?」
おれ「そうだけど、なんで?」
同居「いや、ちょっと大きな荷物が……いいから来てー」

泣きが入った。仕方ない、行くか。えーと、なんだって、大通りの途中にある交番付近のでっかい黄色い看板のある駐車場……ああ、分かった分かった。よし向かうか。


というわけでゲーセンで遊ぶ予定をキャンセルし、帰路につきました。5分ほどで目的の駐車場に到着。しかし人影がありません。動けないんじゃなかったのか、あいつ……、って数10メートル先に同じ看板が。そういえば同系列の駐車場が複数あるな、この通り。めんどくせー。

しかしそこの駐車場にも奴の姿はなし。まさか隠れてるわけじゃないだろうに。きょろきょろとしていると、俺のすぐ後ろを歩いていた女性が優しげな笑みで話しかけてきました。

「あのぅ、道に迷われているんですか?」

確かに、そう見えなくも無いな、今の俺。慌てて、友人と待ち合わせしているだけなので大丈夫、と答えました。我ながら不審だ。そして去っていくお姉さんを見ると、なんと道の先に、さらに同系列の駐車場が。勘弁してくれ。ちょっと間を空けて向かうことにしました。だって、怪しいじゃん、すぐ後ろついていったら!

ちなみにそこの駐車場にも人影はなく、携帯電話で連絡をとったところ「もうちょっと頑張ってみた結果、大通りの先の交差点まで辿り着けた」とのこと。場所を動かない、は待ち合わせの大原則だろが〜、とか思いつつも「いや、マジでこの荷物やばいんだって。出来る限り進んでおこうと思って!」との弁解。

そして辿り着いた交差点。会議室机の板ほどの大きさの段ボールを自転車に立てかけて、一息ついている同居人を発見。ああ、ありゃ動けねぇな。つうか、どうやってここまで自転車ごと運んできたんだよ、あいつ。

おれ「何これ」
同居「IKEA(註:家具専門の大型店)で買った」
おれ「棚?」
同居「それは帰ってからのお楽しみ」
おれ「帰れたらな」

自転車のハンドル、サドル、荷台を通す感じで段ボールを積む。俺はハンドルを握りながら前の方を押さえ、同居人が後方を支える形で出発。段差を乗り越えた瞬間、後ろからガランガランと盛大な金属音が発生。

おれ「どうした?」
同居「ああ、大丈夫。部品が落ちただけ」
おれ「それ、大丈夫じゃないだろ!?」
同居「いやあ、ここ辿り着くまでも落としまくってさー」

確かによく見ると、奴が拾った金属部品だけでなく、カゴに積まれている木の板なども端の塗料が欠けてます。つうか、段ボールの片側、すでにフタが閉まってませんよ。

おれ「つうか、送料払えよ」
同居「いや、IKEAで見ると小さく思えたんだよ」
おれ「前にロフト風ベッド買ったときも同じこといってたよな」

ちなみにそのベッドは奴の所有するマットレスより幅が広く、網状の土台部分がむき出しの状態で使用されてました。ベッドよじ登ってマットレスに辿り着くまでにその網の上を這うことになるんですが、滅茶苦茶痛そうでした。しかも天井までの距離が明らかに近くて、朝起きると頭をぶつけるそうです。

おれ「少しは学べよ!」
同居「お前もIKEAに行けば分かる!」
おれ「この惨状を見て誰が行くか!」

そのとき、自転車を押していた俺が、地面に転がっていたゴミ(金属片)を蹴っ飛ばしました。カランと軽い音が響きます。

同居「今の何?」
おれ「あ? いや、ただのゴミ。部品じゃないから」
同居「本当だろうな? これで部品足りなかったら……」

段ボールの箱は大きく重たく、まさに鉄塊と すぐ荷台方向へずり落ちてしまいます。そのたびに小休止がてら歩みを止めては、力を合わせて段ボールを積みなおす作業。つうか、これ、1人じゃ無理。少しでもバランスが崩れると、重たさが倍増します。

おれ「どうやって、ここまで持ってきたんだよ」
同居「俺も店出て100mで諦めそうになった」
おれ「そこで引き返せよ」
同居「100m進んだら、もう引き返せない」
おれ「……分からんでもない」

汗だくになりながらもようやく自宅に到着。まず、先に鞄を上へ持っていく俺。同居人は下で自転車を片付け。自宅の鍵を開けて鞄を放り込んだ瞬間、(このまま、シャワー浴びて、普通にくつろいでたら、あいつ、キレるだろうなあ)とか思いました。もちろん、降りて手伝いに行きましたよ?

おれ「なかなか上がってこないけどどうしたよ?」
同居「ファックユー!」

というわけで、家に到着した段ボールですが、まあ、ここからさらに二転三転あったわけで……。
posted by ギア at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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